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SXSW2018報告会DAY2 参加レポート!

SXSW2018報告会DAY2 参加レポート!

2018年3月27日100BANCH(東京都渋谷区渋谷3-27-1)で行われた「SXSW2018報告会DAY2」に参加してきました。

概要としては「日本メディアとして初めて公式セッションに登壇する能勢伸之様(フジテレビ)や、各界の第一人者が集まり、世界で語られている斬新なアイデアやトレンドを再現する」というものです。

日本ではまだ一般に広く認知がされていない印象のSXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)ですが実は近年、各界の有名日本人アーティストや法人企業も参加している、非常に大規模なイベントです。

このSXSWを身近に紹介する場として、実際の参加者を登壇者に迎えて開かれた報告会に参加したので、早速リポートいたします。

 

まずは、SXSWとは何か?どのような人たちが集まり、どのような趣旨で開催されているものなのか?SXSWに詳しくない人のためにご紹介します!

SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)って?

1987年からアメリカ合衆国テキサス州オースティンでSXSW社主催で行われている大規模イベント。

メキシコとの国境ラレドまで車で3時間の温暖な気候の中、毎年3月に約10日間通して行われます。

過去にもPerfume、水曜日のカンパネラ、PUFFY、氣志團など日本人アーティストが参加。

期間中は町中に音楽が鳴り続け、20万人ともいわれている参加者が世界中から終結する大規模で熱いフェスティバルです。

元々は音楽祭として、1994年からは映画祭を同時に開催しその歴史の歩みを始めたSXSWですが1998年からは更にインタラクティブ部門を新設。このインタラクティブ部門はIT技術など世界の革新的な技術を使った発表の場としてますます注目を集めています。

2018年の今年は日本から株式会社パナソニック、博報堂株式会社、電通株式会社など日本を代表する大手企業が参加しました。

このインタラクティブ部門のイノベーション・アワードで受賞した代表的なサービスといえば、twitterやAirbnb。このSXSWでの受賞をきっかけとして爆発的な普及に繋がり、人々に大きな影響を与える先進サービスをここで発表することでスタートアップ企業でも知名度が上がる、まさに一種の登竜門となっています。

世界中から20万人を惹きつけるSXSWの魅力

世界中から20万人を惹きつけるSXSWの魅力

SXSWの魅力。それは夢とアウトローと未完成の力が混ざり合ったエネルギッシュな空間であること。

インタラクティブ部門では、洗練されたサービスや技術よりも「プロトタイプ」が、一般的に普及したものよりも「ユニークさ」が、商業的なものよりも「人の可能性を広げる技術」がより会場の人を惹きつけるようです。

 技術を使った革新的なサービスを発表することで来場する多くの参加者の意見を聞くことになります。率直な意見を聞き、改良を重ね、更に翌日修正したプロトタイプの意見を聞く……PDCAが回転するのでプロトタイプを持ち込んだ登壇者からは「圧倒的な費用対効果だった」という声も。

写真は100BANCHのプロダクト「RGB_Light」

SXSWにはどうすれば参加できるの?

毎年3月に10日間開催されるSXSWですが、どうすれば参加できるのでしょうか。

一般客として参加するなら無料で参加できるイベントがあります。しかし、会場が用意されているものは殆どSXSWの公式ホームページで購入できるバッジが必要になるとのこと。このバッジは各3部門+ゴールド、プラチナの計5種類あり、それぞれ入場できる会場が異なります。SXSWの公式ホームページで早めに購入しましょう。

また、開催期間中のイベントが多種多様に同時開催されるため、優先順位をつけるためにSXSW専用のサイトやアプリの利用を考えると効率的に回れそうです。

SXSWを「より良い機会」に変える為に

技術の革新と社会とのかかわり方は、世界の経済状況によって大きく左右されるもの。

SXSWはそうした「持てる技術」×「既存の社会を変える」エネルギッシュなプロダクトが多く発表される場です。

出品者にとっては年齢性別国籍を問わない参加者の面白いもの、人を惹きつけるもの、興味関心の方向を見定める場にもなります。また、メディア、イベント、共同開発、投資の関係者が多く集まる場でもあり、新しい出会いに繋がる絶好の機会です。

「大量の名刺、大量のパンフレット、メディアやイベント出品のオファー、投資のオファーなどにどう対応するのか、今後の予算の見通しなどを会期前に準備しておくことでより良い機会になる」、「見せ方や伝え方も非常に大切な要素」と仰っていたのが非常に印象的でした。

 出展を考えている関係者の方はこのあたりも要チェックです。

最後にご紹介するのは

最後にご紹介するのは

最後にご紹介するのは、今回SXSW2018報告会の開催場所でもあった100BANCHのプロダクト。

2018年のSXSWでも実際に出品された、「RGB_Light」を実際に使った例です。

光の3原色である赤、緑、青の3色を使用した照明器具として開発が進められています。

私たちが普段「透明」として認識しているこの空間や物体に対してこの照明器具を使うことにより、影の部分が重ねられた色を纏い、まるでクリスタルのような輝きを演出。

普段何気なく使用している日用品が、美術品のような美しさに早変わりします。

遠目で見てももちろん美しいのですが、間近で見た時の透明感と複雑な色の重なりに、思わずはっと目が惹きつけられました。

今後製品化に向けて更に開発が進められていくようです。

アクティブで開放的な雰囲気の中、革新的で鮮やかなアイディアが光るSXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)。2018年の動向で言えばVR/ARやAIの技術開発から一転、それを社会にどう発展させていくのか。またそれをどう規制していくのかといった議論がされてきました。

経済・金融・医療・製造・広告・コンテンツ・食品・運送・娯楽。

それぞれの業界を完全に横断したショーケース(見本市)が、世界の中で駆け巡り新たなビジョンを生み出す源泉となっているのでしょう。

機会があればぜひご参加ください。

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