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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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ローカル5G

自己の敷地や建物内で使うことを前提に、5Gを「自営用の無線目的」で利用することを「ローカル5G」と呼びます。
5Gに対応するインフラの整備(基地局、法制度、光ファイバー、各種センサー等)が不可欠で、日本の総務省及び5G使用許可を得た通信事業者4社が整備を実施する必要があります。
つまり、政府主導で一般に普及する「5G」は通信会社のインフラ整備達成状況が多少なりとも影響してしまいます。
その結果5Gに対応した通信設備の普及には、都心と郊外で普及するのに地域格差が生まれることが予測されています。

これまでの3G、4G普及当初の例からみても、新世代の移動通信システム利用開始直後には様々な問題が予想されます。
過去あったように「通信が途切れ途切れで安定的に通信できない」、または「急激なインフラ整備の影響でデータセキュリティ対策が間に合わない」「通信事業者のサービス設定や法整備の乱れ」などです。
このように一般に普及される5Gは様々な問題が予測されていますが、ローカルで5Gを利用することができればいくつかの点が解決します。

2020年2月現在、5Gは2019年4月10に総務省で取りまとめられた携帯電話事業者4社(NTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイル)しか提供できません。
予め定められたローカル5Gに割り当てられた周波数帯でローカル5Gネットワークを構築すると、インフラの整備の地域格差や通信の安定供給を早急に行うのが難しい場所でも5Gの恩恵を受けることができます。