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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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インサイト

マーケティング用語の一つで、「消費者インサイト」「顧客インサイト」といった言葉で使われることが多い言葉です。
(ここでは、説明のため「消費者インサイト」で統一します。)英語でIn(中の)sight(景色)=洞察をあらわすこの言葉は、時には顧客自身も気がついていない願望です。サービス向上を目的に、主にマーケテイング分野で使われています。
マーケティング分野の中でも、特に企業内の市場調査分析チームと経営部門との間の橋渡しとして、消費者インサイトの調査が行われます。
消費者の利益(消費者インサイト)とブランドの特徴を見比べ、共通点を探すことでより求心力の高いサービスを生み出し、または強化することができます。
消費者は、自覚の有無にかかわらずそのブランドとそのブランドが持つ信条、購入にいたる動機、欲求、願望、自らが置かれた環境を持っています。

消費者インサイトは、消費者が誰で、どんな時、どんな状況を変えるために購入するのか。またその状況にいやすい消費者の層はどこなのかを把握することといえます。

インサイト=「洞察」の定義のとおり、これらの消費者インサイトはサービス提供者側の定義です。そのために消費者が直接充分な意見を出しているものを除き「明確」ではありません。その為、これらの洞察は1つの情報源から得るべきではなく、消費者インサイトに加えて、分析、予測、マーケテイング修正を加えるための証拠を複数の情報源から収集する必要があります。
また、インサイトからもたらされたマーケティング方針は実行可能であることがもとめられます。証拠を集めた後に「検証できる仮説であること」が重要です。
また、インサイトは既存のマーケテイングを修正したときに、消費者の行動に変化が起きるような強力なものであることも求められます。更には事業が持続するためには、その結果生じた顧客の変化自体も、サービス提供側だけのメリットになるのではなく消費者にもメリットになる相互利益をもたらすことが重要です。