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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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エッジコンピューティング

「エッジ」とは、ユーザが使う端末のことを指しています。
このことから、「エッジコンピューティング」とはユーザが使用する端末のかぎりなく近い場所に情報を一時処理するためのサーバを置くネットワークコンピューティングの手法のひとつです。
端末の近くで一次処理を施して負荷を軽くした情報をクラウドに集約させることで、クラウドサービスでのデータの遅延を減らすことができます。

クラウドコンピューティングの技術が普及してから、スマートフォンやスマートメーター、営業実績などのデータ化・収集・解析がビジネスの主流になりつつあります。
ところがこれらデータ通信が一般的になるにつれて、データ通信量の肥大がクラウドサービスの課題としても認識され始めてきました。
例えば大量データ通信によるネットワークの遅延、多種類のデータを扱うことによるセキュリティ面の課題などです。
エッジコンピューティングはこの中でも、クラウド通信の遅延を避ける方法として注目をあびています。

クラウドのユーザが提供するサービスによっては、エッジコンピューティングが大きな利便性をもたらすからです。
「エッジ」とは機器(実機)の内部もしくは近くで情報を一次処理することを意味しています。

エッジコンピューティングが特に注目を浴びる理由としては、主に2つ考えられます。
1.都市部の通信状況が既に近づいており、普及済みのインフラでは対応できなくなってきたこと。
2.これまで解決しにくかった「データの遅延」という課題を減らす手法であること。

例えば医療現場や自動運転車、警備会社によるセキュリティなどは顧客への即時対応サービスが必要不可欠です。
上記のようなサービスでは、データ通信の遅延が深刻な問題となりかねません。
エッジコンピューティングは特に緊急性の高い情報を扱う顧客にとって需要が伸びると期待されています。