IT・インターネット・ゲーム業界の求人・転職サイトは「IT転職ナビ」

IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

  • twitter

スマートメーター

従来電力の使用量を計測するのには「アナログ式誘導型電力量計」を「人」による検針で計測していました。
スマートメーターとは、電力の使用量を「デジタル式電力量計」であり「自動的に」検針されます。通信機能を兼ね備えており殆ど30分毎に計測される機械式の電力量計となっています。

電力量計自体は電力会社の所有であり利用者は無料でアナログ式電力量計から切り替えて利用することになります。スマートメーター普及の背景としては下記の2つが主な理由として挙げられます。
1.電力の自由化
2.政府による対温室効果ガス削減対策
電力の自由化により、各家庭でそれぞれが電力会社を選択することができるようになりました。
人口が今後縮小していくなかで、電力会社の競争は激しいものとなることが予測されています。
検針に割かれていた人件費を下げ、電気料金を下げることによって利用者を増やすことがその主な理由です。

また、政府は2030年までに対温室効果ガス削減に向けてホームエネルギーマネジメントシステムの完了を推進しています。
これは30分毎の計測が可能になったことで、電力の見える化を促し各事業者や家庭による電気使用量削減を促すものです。
スマートメーターとHEMSとの連携をすることによって、消費者の生活に利便性をもたらす新たなサービスやホームセキュリティ、スマートメーター自体のメンテナンスアラームや地域の電力マネジメントなど利用法は多岐にわたります。
こうした消費者を巻き込んだ取り組みは「デマンドレスポンス」と呼ばれています。