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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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プロダクトポートフォリオマネジメント

1970年代にボストンコンサルティンググループによって提唱された経営分析手法です。
事業再編時に経営戦略を練るため、自社で展開している製品群や全資産を大きく4つに分断し、分析します。

「市場がもつ成長率」と「市場における顧客シェア」を縦列と横列に配置し、以下のように定義しています。

1.【問題児】  「市場がもつ成長率」が高く、「市場における顧客シェア」が低い
2.【負け犬】  「市場がもつ成長率」が低く、「市場における顧客シェア」も低い
3.【花形】   「市場がもつ成長率」が高く、「市場における顧客シェア」も高い
4.【金のなる木】「市場がもつ成長率」が低く、「市場における顧客シェア」が高い

「市場が持つ成長率が高い」市場は、多くの企業が事業に乗り出すため競合商品や競合サービス、競合他社と戦いがち。その結果顧客の奪い合いが起きがちです。
総じてPR戦略などに資金がかさみ、全体資本が多く必要になってしまう傾向があります。

一方で「市場が持つ成長率が低い」市場は、モノやサービスが行きわたり、市場全体が成熟している状態をさします。そうなると今度は価格面での競争となり、コストが低い方が有利となります。
顧客の手元についたときに価格が低い商品である為の条件は、生産コストの低下を狙うことです。
その結果大量ロットでの生産、圧倒的シェアによる流通経路の確保が済んだブランド商品が利益を出す傾向にあります。