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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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プロトタイピングツール

プロトタイピングツールとは、製品の制作を補助するためのツールです。主に設計・開発・Web作成ツールまでさまざまな機能がついています。
プロトタイピングツールは製品を作成するとき、質の高いクリエイティブを効率的にすすめるためのツールです。
プロトタイピングツールには多くがチームで成果物を作り上げるための共有機能や、何度も同じ動作をする反復機能を兼ね備えています。
異なるアイディアを何通りものデザインで形にしてクライアントまたはチームと共有することでデザインの革新を生み出しています。

プロトタイピングツールは、サービスごとにそれぞれ得意としている領域があります。
例えば「Sketch」は、プロトタイピングツールの中でもインターフェースを「素早く直感的に設計する」のに特化したベクターベースのツールです。
Sketchの機能の一つには、シンボル化という機能があります。この機能を利用するとボタン、ウィジェットなどを事前に設計して他のアートボードやシェイプに複製できます。
「Zeplin」というプロトタイピングツールを使うと、既に存在しているインターフェイスのサイズ、フォント、色、寸法を簡単に確認できます。また、インターフェイスのCSSをアートボードから要素に直接ダウンロードできるためフロントエンド開発者は多くの作業を節約することができます。
またプロトタイピングツールの中には、設計と開発に特化していながらチームのクリエイティブにコメントをつけたりSNSのように利用することができます。
Slackはその代表的な例で、デザイナーのチームがお互いにリアルタイムでデザインにコメントを付けることができる機能が搭載されています。

プロトタイピングツールを使うと、クリエイティブの製品チーム、設計チーム、開発チームが開発の一連のプロセスに参加でき、業務の効率化や面白さにつながります。