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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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IPコード

IPコード(International Protection Marking)とはほこり、IECによって定められたテストを行って「偶発的な接触、水に対する保護の侵入程度を分類または評価する国際基準」です。
定められたテストを行った後にあたえられる国際保護マークの評価で、「防水」などのあいまいな言葉よりも詳細な情報を公平な立場でユーザーに提供することを目的につくられました。

身近な例では主にスマートフォンなどの携帯端末で「防塵・防水機能がどれくらいあるのか」がわかりやすく表示されています。
どのくらいの塵や水が電話機にはいるのか、どのような環境下であるのかを数字と文字で表しています。

元々IP評価は、バルブや公衆電話などを対象につくられた規格と認証方法が使われていたものを携帯端末に転用されています。
一般的に普及した携帯電話端末にふさわしい丈夫さ、防塵、防水の国際標準となるもので、購入や使用のときの基準となるでしょう。
IPコードは、イニシャルIPとそれに続く2桁の数字で表され、数字はそれぞれ抵抗定格を表します。
最初の数字は「防塵レベル」を、2番目の数字は「防水レベル」を表しています。
2つの基準の1つに関して保護等級を指定できるデータがない場合、数字は文字Xに置き換えられます。保護が提供されていない場合は、数字0が使用されます。
メーカーは両方をテストする必要はありませんが、片方をテストしない場合番号は「X」に置き換えられるため、「IPX8」のような表記になります。(防水レベルをテストしなかった場合)