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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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OKR

オブジェクティブ・アンド・キー・リザルトの略で、日本語では「目標とその主要な結果」と略されています。
Google、FacebookIntel、メルカリ、twitter、Linkedln、Uberなど名だたるシリコンバレーのソフトウェア会社が採用している目標管理のフレームワークです。

技術の革新による製品サイクルの短期化、消費者の価値観の多様化、インターネットの加速によるグローバル市場の成熟に対応し、迅速にビジネスの課題を洗い出し解決に至るためのフレームワークとして注目を浴びています。

OKRの特徴は、第一に目標までの達成度がマネジメント側である上層部と、実際に動くチームとの間で常に定量的であることです。第二に上層部とチーム、チーム目標と個人目標が相互に好影響を与えている点です。
会社が求めるものが個人に求められるものであり、同時に個人が求めるものが結果として会社が求めるものである目標を定めています。
その為、企業の連帯感を持ちやすく、社員のパフォーマンスが上がりやすい点が特徴的です。

OKRは四半期で見直すというスピード感のある目標設定の方法です。
数年を見越す事業計画などとは異なり、ある程度短期的なものとなります。
市場変化も取り入れやすく、7割程度の達成度を良しとするOKRでは目標自体を組織の成熟度や外部市場の影響下を反映して都度修正できる点も特徴的です。

OKRの目標はオブジェクト(目標)とキー・リザルト(鍵となる結果)の分かれています。
「オブジェクト(目標)」は企業の理念や営業方針に基づき、「キー・リザルト(鍵となる結果)」はそれを達成するための具体的な目標値です。
KPIとの大きな違いは、OKRが企業―チーム―個人のフラップ型で互いの目標が相互に好影響を与える目標管理のフレームワークなのに対し、KPIは目標管理を数字で行うための一つの手法である点です。