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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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かんばん

ディビット・J・アンダーソンによって定義されたソフトウェア開発方法の一つです。
2010年発行の『Kanban: Successful Evolutionary Change for Your Technology Business』で発表されたため、日本語表記では「かんばん」または「カンバン」と表記に揺れがあるようです。(以降「かんばん」に表記を統一。)

数あるアジャイル開発の中でも、かんばん方式は「システムに取り入れるべき要求」と「構築可能な容量」とのバランスを取り、システムレベルのボトルネックの処理を改善する点が最も特徴的です。
例えば壁一面に付箋を貼り、作業者に最初から最後までの進捗状況とプロセスを視覚的に示し(看板化)表示します。
または、物理的にこのような看板をつくることはなくとも、何らかのアプリケーションなどを用いて作業項目を視覚化します。
看板化する際には制約を設け、固定した量の作業項目しか置くことができません。
これによって、必要な機能の実装、優先順位の決定、必要人員から割り出されたシステムの実装が可能となります。

かんばん式開発は「いま何をしているか」という現状分析からはじまり、そのすべてをプロセスや作業項目にわけて可視化することによって「チームがその継続的な変化を実感すること」に最大の意義があります。