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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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IXP

インターネット・エクスチェンジ・ポイント(以下IXP) とは、インターネットサービスプロバイダー(以下ISP)やCDNなどのインターネットインフラストラクチャー企業が相互に接続するための物理的な場所です。
国内だけでなく全世界をつなぐための物理的な接続点で、日本語では「相互接続点」とも呼ばれています。
通常異なるISP事業者同士が接続してデータのやり取りを行うときには、専用回線を用意しなければなりません。IXPははさまざまなネットワークのエッジ(端っこ)に存在し、ネットワークプロバイダーが独自ネットワークの外部でトランジットを共有できるようにしています。
IXPに接続すると、異なるISP事業者同士がそれぞれに特別な回線を用意しなくても複数の事業者と経路を交換することができます。
IXPでの接続がうまくいくとそれまで遠回りだったデータ送信の経路が短縮され、利用者の読み込み時間の短縮になったり専用回線開通に伴うコストの低減につながったりするメリットがあります。

日本にある公開されたIXPは、東京・大阪など全国の主要都市に約13カ所ほどあるとされています。
IXPは電子取引においての影響力が大きいのも特徴のひとつ。安全保障上の理由から公開されているIXPはISP事業者用に取引を展開するIXPにとどまっています。 ふじなみ