IT・インターネット・ゲーム業界の求人・転職サイトは「IT転職ナビ」

IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

  • twitter

名前つきパイプ

UnixおよびUnixに近しいシステムでよく使われる従来のパイプを拡張したもので、プロセス間通信(IPC)の方法の1つです。
UnixおよびUnixに近しいシステムでよく使われる従来のパイプは「名前なし」で、プロセスの間だけ持続するものです。

「名前付きパイプ」はシステムが稼働している限りプロセスの寿命を超えても存続する可能性があるので、使用しなくなった場合は「名前付きパイプ」を削除することを考えなければなりません。
名前付きパイプは、セキュリティチェックの対象となる関連プロセスまたは非関連プロセス間の通信を提供しますが、これらは同じコンピューターまたは異なるコンピューター上のプロセス間の通信に使用できます。
名前付きパイプは、ファイルシステム上のファイルに保存されているアクセスポイントによって識別されます。

名前付きパイプのすべてのインスタンスは同じ名前を共有しますが、各インスタンスには独自のバッファーとハンドルがあります。
上記ののインスタンスはクライアントとサーバー間の通信用の個別のメディアを提供し、複数のパイプクライアントに同じ名前付きパイプを使用できるようにすることができます。
名前付きパイプを作成するには、コマンドラインとプログラムの2つの方法があります。
Unixコマンドラインでは、mknodまたはmkfifoコマンドを使用することで名前付きパイプが作成されます。