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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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AMTUL

AMTULとは、消費者の購買決定の過程を説明するモデルの1つで、購買前の「見込み客」がどのような経緯を辿って「購買客」となるのかについてその心理的な変化について研究されたものです。
AIDMAが基本的な購買決定プロセスなのに対し、AMTULはより長期的かつ継続的な心理の移り変わりに着目した購買プロセスです。
各項目を数値化し、顧客のロイヤリティーとLTV(顧客生涯価値)の向上を目指せるという点でもAIDMAと異なっています。
AMTULは初回に購入した後のリピーター化(=ロイヤルカスタマー化)にその主眼が置かれており、特に継続的な利用が好ましいとされる商品に適しています。
AMTULとは、以下の5つの頭文字を取ったものです。

A Awareness(商品の存在を認知)
M Memory(商品を記憶)
T Trial use(商品を試しに試用)
U Usage(日常での使用)
L Loyal use(愛用している/リピート使用)

ブランドそのものの認知から始まり、試用、愛用に至るまで購買行動を長期的に捉えてリピーター顧客になるまでをプロセスの一部に含む点が特徴的です。
また、AMTULの5つのプロセスは相対的に数値化して捉えることも可能です。
商品を知っているか、知っていないのか。覚えているか、覚えていないか。
消費者がどの段階にいるのか、また次の段階に進めるにはどうしたらよいのか。
顧客へのマーケティング調査をする上で、対策を練る指標になるのもAMTULの特徴です。