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IT用語集

IT・インターネット・ゲーム業界に関する用語をわかりやすく解説しています。

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CAE

製造業やエレクトロニクス、航空宇宙や自動車産業でのテストではIT技術を活用したCAE(computer aided engineering)が主流です。
製造業やエレクトロニクス、航空宇宙や自動車産業など主にものづくり産業において、従来は試作品による実験と開発の反復で得ていたデータを、IT技術を駆使して検証のシュミレーションを行う技術のことです。
主に数値解析手法や有限要素法などを用いたソフトウェアを使用して利用する技術です。
従来行われてきた試作機での実験データの取得とその反復には、確実なデータが得られると同時にデメリットもあります。例えば実験データからしか検証データが取れないこと(可能性の域での予測検証作業が膨大)、工程の増加による検証作業の長期化、作業効率の悪さなどです。
ただし自動車産業など重大な設計ミスが人命にかかわる場合を代表例に、多くのものづくり産業ではCAEや3Dプリンター、デジタルツインを併用してシュミレーションを行いつつ試作での実験を重ねて検証を重ねています。

PDCAをすばやく回転させる以外にも早期の問題解決・開発方向の修正や多方面の条件下での検証が可能にする点で、CAEの技術が役立っています。
設計段階の時点で予め発生するだろう課題に対し、現実に起こりうる状態を予め予測し設計の段階でシュミレーションすることによって時間の短縮、コストのカット、再現困難な環境での結果をデータとして予測でき、プレゼンテーションに活用しやすいなどの点でメリットがあります。