売れるアプリゲームのデザインプロセスとは?

売れるアプリゲームのデザインプロセスとは?

アプリゲームに限らず、デザインとは最適化するプロセスを意味しています。売れているアプリゲームのデザインは、その最適化が非常にうまくいっていると考えて良いでしょう。そのようなゲームには、ビジュアルとサウンドの一体化が自然に感じられ、プレイヤーに迫ってくるような迫力があるものです。このとき、「自然に」という点がポイントになってきます。さらにマニュアルがなくてもさまざまな操作が「自然に」できることも重要です。このように「ビジュアル」「サウンド」「UI」という異なる要素を「自然に」一体化するプロセスこそがアプリゲームにおけるデザインの役割なのです。

インパクトのあるゲームの要:ビジュアル・デザイン

人間は眼で見えるものからの情報に大きく依存しています。情報メディアを考えるときに、視覚情報は最も重視すべき要素です。アプリゲームにおいても「見た目」は、最優先の課題です。魅力のある「絵」を創造するプロセスをビジュアル・デザインと呼び、アプリゲームでは、まず、キャラクター・デザインがその中心です。人物であれば多くの人に愛される表情を、マシンであればゲームの世界観をけん引するような非現実的でクールなフォルムとディテールが、そのゲームの印象を決めてしまいます。そしてその印象は売り上げにも直結します。では、このようなデザインが可能なビジュアル・デザイナーに求められる要素とはなんでしょうか。かつてある有名なマンガ家は「マンガが上手くなりたければマンガを読まずに、文学・音楽・演劇・美術などの本物の芸術に触れなさい」と新人にアドバイスしていました。アプリゲームのビジュアル・デザインも同じかもしれません。絵を描く技術・技法も重要ですが、見る人を引きつける「画力」は、技術力だけでは身につかないようです。

ゲームの感動を増幅させる:サウンド・デザイン

たとえば、アプリゲームに音がなかったらどうなるでしょうか。試しにミュートしてゲームをやってみてください。感動が減ってしまうことがわかるはずです。雑誌などの紙媒体やwebサイトのデザインはビジュアルに比重があるため、サウンドについてはそれほど問題になることはありません。しかし、アプリゲームでのサウンド・デザインはビジュアルと同等に重要な要素です。アプリゲームの中でも、コラボする対戦型などでは、サウンドによってチームスピリットを高める効果もあります。同じ歌を歌ったり、楽器を使って同じ曲を演奏したりすると、強烈な一体感が発生します。実社会のコミュニティー意識が希薄で一体感を得にくい現代社会では、この感覚は「潜在的なベネフィット」となります。そのため、マーケティング的にもサウンド・デザインの可能性は大きいのです。さらに「音楽に国境はない」と言われるように、サウンドは言語と異なり、年齢や文化に関係なく共感が得られる情報源です。ビジネス的には、グローバル展開の際に言語のローカライズを待たずに、最大のセールスポイントになるのです。

自然な使い勝手を実現する:UIデザイン

自然な使い勝手を実現する:UIデザイン

UIとはuser interface(ユーザー・インターフェイス)の略称です。ゲームに限らず、コンピュータを使ったソフトウェアには操作手順というものあります。手順通りに操作しなければ、期待した機能を作動させることはできません。従来、ハードウェアやソフトウェアの提供者はその手順を文章と図版で説明したマニュアルの提供で済ませてきました。実際のところ、このマニュアルから必要な情報を見つけ出すためにはある程度のスキルが必要で、一般利用者にとっては苦痛ですらあります。しかしながら、アプリゲームについては、プレイヤーが自然に操作できるようなパネルの設計やスイッチ・ボタンの配置がデファクトスタンダードとなっています。マニュアルやFAQなどを参照せずに、簡単にゲームの世界を楽しむためには、簡単操作可能なUIデザインが必須なのです。操作方法を意識せずに、自然な流れで操作ができてしまう状態が、最も成功したUIデザインといえるでしょう。アプリゲームのデザインとは、このUIも含めてビジュアルとサウンドを高い次元で融合させることを究極の目的とする知的プロセスなのです。

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